もくじ
オーバーリーフとは
オーバーリーフとは
「魂に覆い被さる仮面」
「人格特性」
です。
私たち(エンティティの断片)はオーバーリーフを通して、
個としてこの世界を体験することができるのです。
あなたはときおり自分が多重人格であるかのような気がしませんか?
状況によってはまったく違う自分がいる。
その仕組みを説明している章です。
あなたという人間は、三つの人格
<本質> <真の人格> <偽の人格>
をまとっています。
普通は社会も個人も、この三つを区別出来ていません。
<本質>とは
簡単に言うと「魂」のことです。
時間、空間、感情など何ものにも影響を受けない神の分断された一部です。
ほんとうのあなたとも言えます。
(魂、断片、ハイヤーセルフ、内なる存在、霊。)
仏教でいうと「仏性」でしょうか。
<真の人格>とは
物質世界に降りてきて、人生を体験しようと決意した魂が、まとう衣です。
これを道具に人生を経験します。
なぜ人格をまとうか?こう想像してください。
八百年前のジャングルに住んでいるあなたは、
生き延びる為に原始的な環境に合わせた生活をするでしょう。同じように魂も肉体をまとい、地上で生きるために順応するのです。
<偽の人格>とは
文化や親からの刷り込みによって生まれた錯覚です。
親からがさつだと言われ続ければそう思いこみ、
良い子を演じていればその人格が作られます。
文化的な要素もあります。
男は男らしく女はつつましくや、その文化の規範、道徳を重んじる、
そのときの社会の価値観、意見が自分の考えだと思い込む。
これらの人格は、生まれた後に置かれた環境によってまとう衣です。
よく霊的な修行や訓練で
皆が取り除こうとするのは、
この「偽の人格」が陰に偏った場合の衣
なのです。
宇宙は常に不均衡な状態にあり、そのおかげで成長を続けています。
バランスをとろうとすることで、より高い意識状態への絶え間ない進化が続くのです。
<偽の人格>とは人間が不均衡であるために存在します。
これらが陰と陽を作り出し、私達は自分の不均衡に気づきバランスをとる知恵を学びます。
<真の人格>で生きる事は、
あなたが頑なにこだわり続けていた偽の人格の考えを捨て、広い視野をもたらします。
またあなたの地上での真の目標をはっきりさせるので、困難に向かいやすくします。
魂に覆いかぶさるさまざまな特徴
人格は幾つものオーバーリーフ(魂に覆いかぶさるさまざまな特徴)でできています。
これらは物質界で生きるための道具です。
オーバーリーフとは
<目標><態度><役割><主特性><モード><主センター><ボディタイプ>
のことです。
これからこれらひとつひとつ確認し、
真の人格を道具に 人生の役割を より良く演じ、
愛や美や真理を経験できるようにしていきましょう。
それらを明確に知ることは、
自分らしく生きること
人生の喜びを味わうこと
であるのです。
7つのオーバーリーフ
1:目標
「基本的な動機付け。それぞれの人生でこの目標の達成を目指す。」
「再評価」「成長」「識別」「受容」「服従」「支配」「停滞」
2:態度
「基本的な考え方。物事を見る見方。」
「禁欲主義」「精神主義」「懐疑主義」「理想主義」「皮肉主義」「現実主義」「実用主義」
3:役割
「基本的なあなたの生き方」
ほんとうのあなたの<役割>を知ることは、
現在の自分が魂の本質どおりに生きているかを確認できることです。
『学者』は調べる
『職人』は創造する
『聖職者』は霊感をあたえる
『戦士』は行動する
『奉仕者』は与える
『賢者』は教える
『王』は支配する
4:主特性
「基本的な障害。目標を見失わせ、その達成を邪魔する。」
「卑下」「傲慢」「自己破壊」「貪欲」「殉教」「せっかち」「頑固」
5:モード
「基本的な表現法。目標を達成する方法。」
「自制」「情熱」「注意」「力」「忍耐」「攻撃」「観察」
6:主センター
「基本的なエネルギー源。行動の基礎となるセンター。」
「知性」「高次の知性」「感情」「高次の感情」「運動」「高次の運動」「本能」
7:ボディタイプ
「基本的な身体特徴。人生の中で変化してゆく。」
「月」「土星」「水星」「木星」「金星」「火星」「太陽
解説ブログより http://ameblo.jp/rimacosmos/entry-11994627950.html
【マケドニアのアレキサンダー大王】の例
「王」の役割の若い魂は、「力」のモードと「支配」の目標の組み合わせを選ぶでしょう。
さらに、「貪欲(どんよく)」の主特性を選び、主センターを「運動」にすることで強い行動力を備え、「力」を獲得しやすいようにするかもしれません。
態度を「現実主義」にすると、いっそう望みが叶いやすくなるでしょう。
これらのオーバーリーフの組み合わせは、騒動を絶するほど強大な能力を持っています。
事実、地上でアレキサンダー大王として活躍した「本質」はこの組み合わせを選びました。
例えば、「理想主義」の態度、「支配」の目標、「攻撃」のモードという組み合わせの人がいたとしましょう。
彼は物事がいかにあるべきかという自分の理想に基づいて、他の人々を大胆に攻撃し、支配します。
さらに、その人の主特性が「貪欲(どんよく)」ならば、すべての人を自分の考えに従わせないと気がすまなくなるでしょう。
ちなみに、悪の権化としてよく引き合いに出される、アドルフ・ヒトラーはこれらのオーバーリーフをもっていました。
オーバーリーフが何のためにあるのか
1.オーバーリーフは人生を多様で個性豊かにします。
「本質」は転生するたびに、毎回異なるオーバーリーフの組み合わせを選びます。
それは、自分自身や地上での生活などをさらに深く知るためです。
2.オーバーリーフなしには「人格」はあり得ません。
「人格」を通して、私たちは分離を経験し、欲望や衝動を抱くようになります。
欲望や衝動はカルマを生みます。
そして、激しい経験を生み出しては償うというカルマのパターンを繰り返しながら、私たちは自己認識を深めていきます。
3.「本質」は、転生を繰り返して、さまざまな種類の人生を体験したいと思っていますが、それはオーバーリーフがなければ不可能です。
私たちの「本質」は、世の中のすべて「国王から貧農まで」の生き方を知りたがっています。
そして、オーバーリーフがそれぞれの生き方に合わせた長所と短所を用意してくれるのです。
4.気難しい性格になってみたり、精力的に成長したり、楽観的にくつろいだりといった、多様な生き方は、オーバーリーフなしにはできません。
短所(主特性)を好転させる
「主特性」と「態度」をプラスにもっていく
7つのオーバーリーフの中で一番変えやすいのは「主特性」です。
その次が「態度」です。
この二つを変えるだけで人生は劇的に改善します。
特に「主特性」は 目標を目指す道にある基本的な障害です。
目標を見失わせ、その達成を邪魔します。
しかし、「主特性」は自分の今生の「人格」から完全に消し去ることができます。
7つの「主特性」は次のようなものです。
- 自己破壊(+自己犠牲 -自殺的)
- どん欲 (+嗜欲 -強欲)
- 卑 下 (+謙遜 -自己蔑視)
- 傲 慢 (+誇り -虚栄)
- 殉 教 (+無私 -被害者意識)
- せっかち(+大胆 -不寛容)
- 頑 固 (+決断 -頑迷)
マイナスだといろいろ問題が起きたり、苦しい人生になります。
気がついてプラスにしていくとどんどん楽しい人生に変わっていきます。
その前に、ご自分の「主特性」が何か、見てみましょう。
本書の「主特性」の章に自己判断テストがついています。
あてはまるところをチェックしてみましょう。
いくつもあるかもしれません。
自分の考え方に気をつけていると、どれが真打ちの主特性かわかってきます。
あなたの主特性を見つけましょう
どの主特性についても、当てはまると思う部分が少しはあるでしょう。
過去の人生で、あなたはそれらの主特性を経験したことがあるからです。
自分の特徴はわかりにくいですから、だれか他の人に問いてみるのも良いでしょう。
他人には、いつもあなたの主特性が見えているものです。
あなたは以下のどれに当てはまりますか?
1
人生には何の価値もなく、自殺だけが唯一の解決策だと感じることがあります。
自分はどうなってもいいし、自分の体をどうしてもいい、と思うことがよくあります。どうせ、私のことなど誰も気にしません。
自分にとって有害だとわかっていることをわざとしてしまうことがあります。そして、やめられなくなります。
2
何かを取り逃してしまうのではないかと非常に心配になると、どうしてもそれが欲しくなることがあります。
しばしば、金銭や食べ物、酒、セックスなどの欲望が抑えられないヒきがあります。
私は満足したことがありません。
3
何をしても他人からは評価してもらえません。
どうすべきか、いかにあるべきか、といったことにとらわれて、その束縛から抜けられない気持ちになることがよくあります。
私は他人のせいで辛い人生を送っています。他の人が私にもっと親切にしてくれたら、幸せになれるのに。
4
私は侍つのが嫌いです。
グズグズしている人を見ると腹が立ちます。
するべきことをすべてするには時間が足りない気がします。
5
私は何一つまともにできないのではないかとよく不安になります。
私はいろいろな面で他人より劣っている気がします。
私は非常に厳しく、情け容赦ない自己批判をしてしまいがちです。
6
初対面の人から気取り屋だと思われることがよくあります。
私はとても恥ずかしがりなのて、自分から人目を避けます。しかし、そうするとのけ者になったような気分になるのです。
しばしば、黙って私の言うことに耳を傾けてくれたら、いろんなことを教えてあげられるのに、と思います。
7
私かいったんこうと決めたら、誰にも変えられません。
たまに問違いに気づきながら、それを認められないことがあります。
私は誰の指図も受けません。目分のことは自分で決めます。
なんだかいくつも当てはまるような…(TдT)