人間として生まれてくるときに被る仮の人格のひとつに「態度」があります。
態度とは基本的なものの考え方です。
態度には七つあります。
「禁欲主義」「精神主義」「懐疑主義」「理想主義」「皮肉主義」「現実主義」「実用主義」
態度そのものには優劣はないです。
人口の占める割合としては「理想主義」と「現実主義」がそれぞれ30%ずつを占め、それに「実用主義」が20%で続きます。ほかは皆5%ずつであまり多くはいません。
なぜこのようにバリエーションがあるのでしょうか。
人それぞれ多様な視点から世界を見るからこそ、同じ状況に直面しても、それぞれ異なる価値判断をし違った決断を下せるのです。
どれも自ら選んだもので、途中から変えることも出来るものです。
他人と意見が食い違ったとき、それだけの態度があることを知っていると、他人を自分と違うからといって攻撃したり、逆に自分は変わり者だと思って自己卑下に陥ることもなくなるでしょう。
つまりそれぞれが自ら選んだと知っていれば、自分をまた他人を個性の一つなのだと、すんなり受け入れやすくなるでしょう。
真の主体性(自灯明)につながるでしょう。
★魂のチャートより
『禁欲主義』
何が起ころうと、ほとんど成り行きにまかせています。感情はありますが、態度に表わさないで仮面のような顔をしています。
あまり他人に干渉しません。反対意見を言ってまで状況を変えようとしないので、やりたくないことも我慢してやってしまいます。
禅仏教などに関心を持つ人もいます。陰極に傾くと状況に「あきらめ」てしまいがちです。
『精神主義』
可能性に興味があります。スピリチュアリティーに興味を持つ人も多くいます。
視野が広く先見力があります。
陰極に傾くと「盲信」してしまいます。
非常に騙され易くなります。
『懐疑主義』
何事も疑ってかかります。自分で納得するまで信じません。
受け入れた考えはとことん支持します。
極端から極端へ走るのです。完璧に調べたいのです。
陰極に傾くと「あら探し」をしていると言われるでしょう。
『理想主義』
自分にも他人にも大きな期待をしがちです。
会話は「こうあるべき」「こうすべき」の内容でいっぱいです。
前向きですがそれが高じて常に欲求不満になりがちです。
改善したり改良したりを実現したいのです。
陰極に傾くと非現実的で常にがっかりしてます。
かくあるべきという理想が実現しないと、絶望してしまいます。
『皮肉主義』
最悪の事態に備えています。失敗しそうなことを見つけるのです。
「どうせいつかはダメになるだろう」とやりかけたことを投げ出してしまう傾向があります。
「反論」は得意です。欠点を見つけ出し回避することを望みます。
陰極に傾くとすべてを疑いこき下ろすのです。
『現実主義』
実情をよく把握して短所長所を見抜きます。ありのままを見ています。
陰極に傾くとあらゆる状況に迷い込んでしまいます。
それで決断が出来ないということになります。
法曹界に進む人の割合が多いです。真偽を客観的に判断しなければならないからです。
『実用主義』
もっとも効率的な方法で対処します。一番有効なものを見つけようとします。
生産性と有効性で物事を判断してしまいます
人間関係や娯楽を無視する傾向があります。お金で解決しようとします。
陰極では規則をぜったい変えません。